先日運輸大手のヤマトホールディングスが第二四半期決算を発表し、前年同期比で減収減益の赤字決算であることが報じられました。
消費低迷による配送個数減少にともなう積載効率の悪化と、人件費およびパートナー委託費用の上昇が想定を上回ったことを主な要因として挙げています。
ヤマトホールディングスは人の資源に依存する労働集約型の企業の為、あらかじめ想定した配送量に見合った人の稼働を確保する必要があるため、人件費上昇が業績に影響を与えやすく、配送する荷物が想定を下回ると採算が悪化する構造です。
私が成長株として投資してきた銘柄も、売上高が高成長である理由が、多くの仕事を受注するためにより多くの社員を採用した結果であることも多く、そうした銘柄は、ひとたび需要が失速したり、入社社員への教育が追い付かず生産性が悪化すると、とたんに業績が悪化します。
その結果、私も投資で大きな損失を計上したこともありますので、そういった労働集約型の銘柄に関しては、市場としては有望であるものの、多少リスクとして割り引いて投資判断をしたいと思います。
なお、ヤマトホールディングスに関しては個人向けの宅配業としては寡占状態の為、価格転嫁することもできますし、パートナーとの契約を縮小するなどして早期に黒字に戻すことは可能だろうと思っています。